為替市場 17日

16日のNY為替市場はドル買い・円売りが優勢となりました。
東京、ロンドン時間ではドル売りが続いていましたが、
米大手銀行ウェルファーゴやコカコーラの決算が良かったこと、
またJPモルガンチェースも弱いなりにも市場予想範囲に収まったことから
金融信用不安の懸念が後退しドル買い、円売りへと転換していきました。
更には、株式市場もダウ平均が250ドル超の上昇をみせたことで、
リスク回避の動きも後退し円売りが優勢となりドル円は101円台後半まで上昇しました。

しかし、ドルは対円以外では軟調さが拭えない状況。
昨晩発表されたユーロ圏の消費者物価(HICP)はインフレ懸念を示したものの、
米消費者物価(CPI)は落ち着きも示していました。
また住宅指標も弱い状態が続いており、
FRBの次回FOMCでの利下げ観測は依然として強く、
欧米の金利差拡大を印象づけ、ユーロドルなどは史上最高値を更新しました。

また余談ですが、
米JPモルガン・チェースのダイモン最高経営責任者(CEO)は
16日の決算発表後、金融機関の買収はベアー・スターンズでいったん終了かとの
一部記者団からの質問に対して「違う」と答え、
今後も地銀などの買収を模索する可能性を示唆したと米報道機関が報じています。
今回のサブプライム関連問題を契機に、米銀の中でも明暗が分かれているようです。

本日の東京市場ではドル買い継続。
NY時間からのドル買いを引き継ぎ、一時102円目前まで上昇しましたが、
手前にて跳ね返されており、11時現在も101.95円あたりで102円をトライしている状況。
日経平均は寄付きより大幅に上昇しており、
前日比306円高の13,452円にて前場を引けています。
しかし、この影響もドル買いには限定的となっており、
今晩発表の米銀大手メリルリンチの決算待ちの雰囲気もあるようです。
また、メリルリンチは本日の決算で60-80億ドル(6,000~8,000億円)の追加損失計上との
報道がウォールストリートジャーナル(WSJ)から出ていますが、結果はどうでしょうか。
市場予想より大きな追加損失が発表されれば、
急速なドル売りが始まる可能性は高く、注目です。

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